舟屋を見物するのによいのが舟屋の里公園と伊根湾めぐり遊覧船だ。舟屋の里公園は、伊根湾を見晴らす高台にあり、さらに高く組んだ若狭見楷に上れば、中央に青島を浮かべた半円形の浜を舟屋が取り巻いているのが見える。飛ぶカモメを見るなら双限鏡必携の地。食事どころや漁協直営の土産物店がある。遊覧船はご了十二月だけ、約三十分の海上遊覧は間近に舟屋の構造を見ることができて爽快である。伊根町に伝わる伝説は、有名な浦島太郎と徐福の話。徐福が秦の始皇帝に命じられた不老不死の薬を求めて東海に船出し、たどり着いたのが、冠島と沓島だといい、新井崎神社が徐椙ゆかりの祠だそう。浦島太郎はご存知、竜宮城の物語だが、丹後に残る『浦嶋伝記』では、太郎が釣った五色の亀が乙姫に姿を変えて、太郎を竜宮城に連れて行った話になっている。