ミラノにデザイナーの新人が続々登場

2011-02-17

一時期、ミラノにデザイナーの新人が続々登場したとき、パリは相対的にその影響を弱めたかに見えたが、最近は、パリ・コレが再び注目され始めた。そこで発表される素材感、デザイン傾向、カラー傾向、ディテール(襟、袖口、ボタンの部分など)は、少なからず日本のアパレルに影響を及ぼす。これらのコレクションは世界の新聞、雑誌、テレビを通してファッションに関心のある人々に強い影響を与える。また、世界の主要都市で毎年シーズンごとに世界各国バイヤーを迎えて定期的に開催される各種見本市も、情報発信の役割を果たしている。次に、世界の主なプレタ・ポルテ・コレクション、あるいは見本市の主な主催団体あるいは組織を紹介しておこう(パリ・サンディカは、オートクチュール・コレクションも主催している)。かつてファッション情報は、デザインがパリで始まり、ミラノで生地の縫製、編立てが行なわれ、それがニューヨークに渡って工業生産(マスプロダクト)され、売り場に出され、西海岸(サンフランシスコ)を通って日本に渡ってくるといわれていた。高田賢三や三宅一生、山本耀司、川久保玲が世界に出る前だった。その後、時代が変わり、イッセイ、ヨージ、ケンゾー、コム・デ・ギャルソンの作品がパリで発表されると、世界のジャーナリスト、クリエイターたちが注目し、逆に影響を及ぼすほどになった。