学習意欲と脳生理との関係について簡単に触れておこう。学習意欲も含めて、人間の意欲は、脳幹に端を発し脳全体へと拡がるA系神経が重要な役割を担っている。特に、A系神経と呼ばれる神経がドーパミンという脳内ホルモンを分泌しており、これが人の意欲のもととなっていることがわかっている。では、どんな時にこのドーパミンがたくさん分泌されるかというと、それは楽しいことをやっている時なのである。子どもがファミコンに夢中になっている時などまさにそうである。それゆえ、学習意欲を高めるには、本来は苦しい勉強をできるだけ楽しい形に変えるのがコツである。一部の塾では、年号暗記などの単純でつまらない作業を、クイズ形式でおもしろおかしくやっているが、こうした「楽しく勉強する工夫」は学習意欲の増大に非常に有効である。