ジェーンはもともと、ランダムハウスのクノップフという純文学系のインプリントにいたが、1997年にルパートーマードック率いるニューズ・コーポレーションを親会社に持つハーバーコリンズに抜擢され、プレジデント&CEOという地位にまでのぼり詰めた。たいていの名物エディターはこうして他社に引き抜かれて、出版社を渡り歩いて出世していく。クノップフのような文芸寄りのインプリントより、徹底して大衆的な本が中心のハーバーコリンズの方が彼女には合っているように思えた。新作が刊行されるときに著者をぶかり出して、各地でサイン会や朗読会の巡業をさせる「著者ツアー」を考案したのは、ジェーンだと言われている。