人間が社会をうまく運営するためにつくったもの

2010-11-05

魅力が生かされないので、男性から熱い視線を注がれることもない。ますますときめきは遠ざかり、ますます若け込むという悪循環です。ですから、結婚したらもう恋はしないと決めてしまうのは、美しさを放棄するのと同じことです。恋をすることは、女性がいつまでも女性でいるためにとても大事なことなのです。美術愛好家だって「家にシャガールの名画があるからもう美術館には行かない」などという人はいません。世の中には、ふるえるような感動や新鮮な発見を与えてくれる芸術作品があふれているからです。それを知っているからこそ、買い取った絵は大切にしつつ、まだ見ぬ絵を求めて美術館へ足を運ぶのです。それと同じで、いい男は夫のほかにもたくさんいます。それぞれに違った個性をもつ男たちに引きつけられ、ときめくのは自然の摂理です。これを悪いことと決めつけるのは、道徳という観念に縛られすぎではないでしょうか。その道徳だって人間が社会をうまく運営するためにつくったものであり、絶対の正義ではないのですから。とはいえ、いたずらに恋に溺れ、家庭に波風を立てたりするのは大人のすることではありません。