一九六三年、アメリカのクローニン博士がバッグ−プロテーゼという豊胸術の材料を開発しました。これは、シリコンでできたやわらかくて丈夫な袋のなかにゼリー状にしたシリコンを封入したものです。現在豊胸術につかわれているバッグープロテーゼは、一九七四年に開発されたものです。このバッグープロテーゼは、初期のものに改良を重ねた結果、品質もよくなり、それまであった問題を解決しました。またやわらかく、かつよくのびるので日本人に適しているといえます。つぎは大きさですが、七五CCから四〇〇CCまであり、二五CCきざみです。日本女性の場合は、一五〇〜一七〇CCのバッグがもっとも多く利用されています。バッグの大きさは体格、乳房の脂肪量、乳腺や皮膚の量などによって、医師が判断し、決定します。このプロテーゼの最大の利点は、外からさわった感触や本人が感じる感覚がともに本物そっくりということです。そのほかに、取りだしや交換が可能、体内で変化しない、圧力やショックに強い、滅菌ができる、ガン誘発作用がないなど、すぐれた点があります。