SSも現状の打開を強く意識し始めた

2010-12-15

プラザ合意による円高容認後、八〇年代後半から九〇年代にかけてSSが脚光を浴び出し、ブームが訪れる。専門店のオーナー、百貨店バイヤー、輸入業者などが争って海外の個性的ブランドを漁るようになり、路面専門店やファッションビル(FB)、百貨店コーナーなどにSS型の店舗が増えていった。この風潮は基本的には現在にいたるまで継続している。しかし、ペイクルーズ、トゥモローランドなどの新興勢力が台頭し、SPAアパレルの補完商品、あるいは百貨店などにもSS型買い付け品が増え、競争は激化している。しかしそれ以上の問題は、SSが本来補完的役割であったはずの「オリジナル」比率を拡大させすぎたことだろう。インポート品以上にオリジナルの売上げ比率が高いSSは、大手では今やめずらしくない。そのため商品、売り場の同質化、陳腐化が顕在化し、SS市場に飽和感が強まっている。このためSSも現状の打開を強く意識し始めた。