私は新規の取引を申し込む際は、いかなる場合でも相手に敬意を示し、熱意をもって交渉する。相手に敬意を示すのは、「大切な商売のネタを売っていただく」のだから当たり前だと思っている。あれこれ交渉術を考えるより、まず勇気をもって相手の懐へ飛び込む勇気が大切だと思う。そうすれば、少しずつ良い取引関係が築かれるものだと確信している。当社が、年商1億2000万円を達成した2002年のこと、こんな経験をした。私は、ある雑貨に興味をもち、そのメーカーに取引の申し出をした。はじめは、担当者から商品の説明を聞き和やかなムードだったが、その後「どのような販路で販売されますか?」との質問があった。私は胸を張って、「当社はオンラインショップでございますので、インターネットで販売します」と回答した。すると、その担当者は、にわかに顔を曇らせ「当社はオンラインショップへは、販売しません」ときっぱりと断った。私は、「お手数をおかけいたしました」とその場を退散する結果に終わった。