学校で学習する理科とはどのような性格を持っているのでしょうか。これから述べることは例外もありますが、おおよその事情を知っていただくという意味で、小学校、中学校、高校の順に、おおまかに述べてみたいと思います。まず小学校、特に低学年では、観察・興味から実験までが重視されます。直接体験によって自然に興味を抱かせ、自然の法則性などに気付かせることを目的としているのです。ということは、いわば生活全体が理科の学習になっているといっても過言ではありません。実際、誰でも幼少期は多感であり、野原で昆虫を見つけて胸を躍らせたり、夜空の星々の動きに深い感動を覚えたり、といったようなことは読者の皆さんも必ず経験されているに違いありません。またそういった感動から自然への興味がわいてくるということも、よくおわかりのことと思います。このような事情から、正直な所、小学生の理科は学習塾では指導が難しい教科であると言えます。