エンジンのパワーを目いっぱい使って走れるところが、このクルマの楽しいところである。このクルマが有利なのはライバルのなかで唯一、オートマチックトランスミッションを積んでいることだ。実際には街乗りで足代わりに使われることが多いし、オートマ限定免許で乗ろうという女性ドライバーなどにとっても、イージードライブのできるロードスターは扱いやすく、気軽に乗れる。ロードスターは快適装備を充実した結果、値段がジリジリと上がってきた。
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ライバルのMR‐Sがエアコン、ステレオ等、一応の装備が付いた1・8のマニュアル版で188万円なのに対して、ロードスターの同程度の仕様の1・6CC版は193・4万円。1・8gの6速マニュアル仕様は226・7万円にもなる。こうなるとMR‐Sに比べてちょっと苦しいところだ。またずいぶん売れたので街中でやたら見かけるようになり、いかにキュートなこのボディも少々、食傷してくる。この種のクルマのオーナーとしては心中あまりうれしくなかろう。現在、マツダは車種整理を断行しているが、ロードスターは整理してほしくないクルマだ。フォードの意向もキャラクターのあるクルマは残そうということらしいから、そう簡単に消滅はさせないだろうが。少々高くはなったが、魅力的なクルマだけに健闘を祈りたい。