たとえば、金融大再編前の大手都市銀行で、五十歳くらいの部長の年収は二千万円程度。それでも多いと思われるかもしれないが、これからは、そんなケチな話ではあなたの人生は終わらないのだ。くだんの銀行マンも転職先での活躍次第では、年収三千万円、五千万円も夢ではない。事実、数年前、私と同じ年の銀行マンをある大手ソフト会社に紹介した。最初は「平取締役で」とシブイことをいっていたが、わずか三年のあいだに常務、専務と登用され、年収も三千万円を超え、いまではとても感謝されている。
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早ければ三十代、四十代のうちに、年収一億円を手にすることも十分可能になる。対して、従来のままの会社人間的な発想で生きてしまう人は、いずれ会社が放り出したいような社員になるだろう。かといって、会社としても社員をむやみに放り出すのは世間体が悪いから、昇給も昇進もなしという条件で雇ってくれるかもしれない。もしかしたら入社二十年たっても年収五百万円という人が出てくるだろう。コインの裏表そのままに、これからは収入面では極端な二極化が進むというのが、私の読みである。そうはいっても、こんなことをにわかには信じられない人が多いかもしれない。