すべての不用物が廃棄物の対象になるのか

2011-09-16

動植物は土の成分と太陽エネルギーとで作られたものであり、建設構造物も主として土や砂や石から作られた無害なものです。しかし、生産や消費に資源として利用され、それらが不用物として廃棄されると、すべて廃棄物処理法に規定されているとおり、収集し、処理し、特定の埋め立て処分地に処分しなければならないことになっています。たしかに一部の非鉄金属や化学合成物質には、特定の成分を自然界の資源から分離、濃縮したり、自然界にはなかった特異な物質を作り出したりしたために、それを不当に廃棄すると、生命や健康に脅威を与えたり、生態系を乱したりするケースもあります。それらの有害物質は次々と明らかになり、多数の物質が排ガス、排水、廃棄物としての排出を厳しく規制するようになっています。有機性物質を含んでいる廃棄物はそのまま投棄すると、腐敗して汚水や臭気を出し、ハエ、ネズミなどが群がるために、安易に処理、処分することは許されていません。そのような危険性があるからといって、すべての不用物を廃棄物として取り締まることは正しいのでしょうか。